Special

ircle presents「HUMANisM 〜対談編〜」塩﨑啓示(LACCO TOWER)× 室清登(ムロフェス主催者)×伊井宏介(ircle)

 




 

今年CDデビューから10周年を迎える大分発ロックバンドircleが自身最大キャパ会場で行う自主企画「HUMANisM 〜超★大乱闘編〜」に向けて

ircleメンバーがそれぞれのパートごとに仕切りとなり、共演アーティストと対談を行う企画「HUMANisM 〜対談編〜」

 

第5弾はBa.伊井企画の真剣フェス主催者対談!

伊井がチョイスした対談メンバーは、塩﨑啓示(LACCO TOWER)、

室清登(ムロフェス主催者、ライブハウスO-Crest店長)の2人!

フェスを主催する2人との、かなり真面目な対談を敢行!伊井は真面目に仕切ることができるのか?!

 

 



 

 

「俺も今日呼ばれた立場なので!」※普段はircleのチーフマネージャーでもある

 

塩﨑「ゲストなのね。」

 

伊井「はい!頑張って仕切ります!!!一応俺は流れを作ってきたんで!」

 

「すごい!!!(笑)伊井プレゼンツ!」

 

伊井「そうです!では、始めて大丈夫でしょうか?(笑)」

 

塩﨑「いつでも!!」

 

 

〜〜〜対談スタート

 

 

伊井「みなさん本日はお集まりいただきましてありがとうございます!」

 

一同(お辞儀)

 

伊井「今回HUMANisM 〜超★大乱闘編〜ということなんですけど。そもそもこのイベントを始めた経緯として、ircleが”未来”というe.pを全国流通してから来年が10周年になるタイミングで、周年イベントをしてこなかった俺たちですが、いい機会だなっていうことでやらせていただきます!ゆかりのあるバンドを集めてわっっっと!やりましょう!ということなのですが、合ってますよね???」

 

「はい!そうです!」

 

伊井「もともとそういうフェスはやりたくて。”未来”を出したのが2009年の1月19日っていう絶好なタイミングで、今回やらせていただきます!」

 

塩﨑「へぇ〜〜〜!」

 

「そうなの?!?!すごい良いタイミング!!知らなかった!!!そんな偶然あるの?!?!(笑)」

 

伊井「確か!いや、1月19日じゃないかもしれないです。」

 

塩﨑「調べなよ!俺そういうのめっちゃ覚えちゃうから!(笑)」

 

 

〜〜ここで調べる

 

 

伊井「1月21日でした(笑)」

 

「あぶねえ〜〜〜(笑)」

 

伊井「すみません!(笑)ということで、ここで!素晴らしいフェスをやられているお二人に!お話を聞きたいなと!このフェスをもっとでかく!今後につなげるためにも!」

 

塩﨑「やられている(笑)」

 

伊井「おかしいですかね?!(笑)いやでも、お互いのフェスで全然違う色もあるし、そういうものがどこから生まれたのかとかすごい気になってて。そこを聞きたいです。」

 

塩﨑「なるほど。まずはそこからね。LACCO TOWERはI ROCKS、室さんはMURO FES。室さんはどうですか?」(ナチュラルに塩崎が仕切ってくれる)

 

「おれはやっぱりO-Crest(室が現店長を勤めるライブハウス)という場所がでかくて。クレストで出会ったバンドがどうにかなってほしいし、そのバンドが活躍できる場を作りたいし、一緒にみんなで作っていきたい気持ちもあったし。もうそのものでしかない。それでこそLACCO TOWERやircleと、その時代いたバンドとイベントを作りたいって始まったのがムロフェス。フェスをやりたいっていうよりかは、みんなと一発でかいことやりたいって思ってやったのがフェスだったって感じかな。」

 

塩﨑・伊井「なるほど。」

 

「俺はI ROCKSに行った時に、フェスに対していいなって今までで一番思った。やってる人のアツさももちろんだし、携わっているスタッフが全員LACCO TOWERっぽいというか。愛がある感じ。」

 

伊井「そうっすね。I ROCKSはアットホーム感が強い。おかえりっていうワードとか俺の中で家族を感じる。ムロフェスは兄弟かな。それこそ大乱闘みたいな(笑)兄弟喧嘩!仲良いけどそこで殴り合おうぜ!みたいな!みなさんは、イベントをそう感じさせてるっていう気持ちはありますか?」

 

「俺はそうやろうっていう気持ちがかなりある。そういうバンドを呼びたいし、そういうバンドがいなければやってないしね。やっぱりやってる人の人間性が出ると思う。」

 

塩﨑「俺はさっきのI ROCKSの話にも通ずるものがあるんだけど。LACCO TOWERというバンドは昔、どんなフェスであれ誰のイベントであれ自分たちのことしか考えず同じようなライブをやってて。イベントをやってる人への感情移入の仕方が今とは全然違ったの。でも、それより一歩先へ行った、このイベントをやってる人はこういう思いでイベントをやってるだとか、このレコ発をやってるバンドの気持ちだとか、そういう人の気持ちを考えたら絶対に同じライブは出来ないってことを考えるようになって。そうなってくると、イベントに出る出ないのジャッジがそこへ向いていったの。そういう思いを考えるようになったのが10年くらい経ってからで。そうするとそういう思いを大事にしたフェスをやらなきゃっていう気持ちになって、自然とI ROCKSにもその気持ちが乗ってて。」

 

伊井「それこそ今年のムロフェスを見てて、ラッコ先輩やアルカラ先輩のすごさっているのは感じましたね。自分たちでイベントをしているバンドは自分たちで担いでるからきちんと主催者の意志をついでるというか。強さを感じました。」

 

「なるほどね。河内も人情深いしそういうことを言ってると思うよ。そもそもムロフェスはそういうバンドの集まりだと思ってる!」

 

 

〜〜〜〜ircleとLACCO TOWERの出会い

 

 

伊井「LACCO TOWERと初めてやったのは13年前かな?佐賀GEILSでしたね。俺ら高校生とかで、もうラッコはただのヤンキーみたいでした(笑)」

 

塩﨑「そうそう。その時始めての九州だったんだけど一緒に行ってたURCHIN FARMがノロウイルスになって出演できなくなって(笑)俺らだけで行ったな〜。2005年?2006年?かな。」

 

伊井「あ、じゃあ大学生だ(笑)本当に怖かったっす。」

 

「啓示、その時のircleの印象あるの?」

 

塩﨑「いや〜、ほぼないっすね。打ち上げもなかったし、その時はバンド名も違くて。スキンヘッズなのに髪の毛あるやん、ぐらいでした。ちっす。お疲れっす。(塩対応)みたいな。」

 

一同(笑)

 

伊井「俺らも、わ〜ツアバンだ〜って。うっす。うっす。(怯える)って感じでした。」

 

「今の顔もっかいやって!!!!」

 

伊井「嫌ですよ!(笑)でもそれからまた再会するまで期間があいたから、どうやって仲良くなったか忘れちゃった。室さんと仲良くなったのも覚えてないな。クレスト出た時に酒で酔っ払って絡んで仲良くなってみたいな感じですかね多分。その時ずっと室さんウーロンハイ飲んでると思ったら烏龍茶だったっていう(笑)」

 

「俺はircle初めて出た時覚えてるよ。グドモのイベントで。その時たなしんがめちゃくちゃ推してきて、めっちゃ楽しみに見たのに全然よくなかったんだよな〜〜(笑)」

 

伊井「確かに、当時の室さんからのアドバイスの時、まず最初に、う〜ん、よく分からなかったな。って言われましたもん(笑)あ、、おっす。って。(笑)」

 

「でもそっから何回かイベント呼んで、いつのまにかめっちゃいいじゃんって!懐かしいな〜”You”と”Run”あたりかな。あの二枚は衝撃的だった。」

 

塩﨑「おれもその時期にめちゃくちゃ好きになったな。横浜F.A.Dのレコ発に誘ってOKもらったんだけど、河内がダブルブッキングしててまさかのキャンセル(笑)」

 

伊井「あの時はおーーーーーい!(ツッコミ)って(笑)そこから数え切れないぐらい対バンしましたよね。」

 

 

〜〜〜ここからircleの野望の話

 

 

伊井「それでですよ!俺たちはこのイベントをおっきくしたい。いつか地元の大分でって言ってるんですけど、俺が一番そう思ったのがSHANKの野外イベント。九州で出会ったバンドが、お世話になってる人たちを巻き込んですごいイベントをやってて、そこに出た時に初めて悔し涙流したんすよ。もう俺たちもやるしかねぇって思いましたね。やれって言ってくれる人とか、協力してくれる人とか、出るしかないって言ってくれる人が沢山いて、近いうちにやってやろうってメンバーで話してます。」

 

「そうだね。だからこそ今回はそこへの道のりとして、東京で成功させて大分に持って帰ろう!EASTでイベントをやること自体、バンド史上一番デカイことだから。」

 

塩﨑「すごい!近くにムロフェスだったり大きいイベントをやってる人が沢山いるだけ相当な圧もあると思うけど、熱々な今、ドカーンと見せて欲しいね。」

 

伊井「そうですね。やりました!終わりました!(拍手)で終わらないように攻めていきたいです。」

 

「お。攻め攻めの新曲も待ってるよ。」

 

塩﨑「ちょいちょい内情挟んできますね(笑)」

 

 

〜〜〜ここから公開できない内情の話なので割愛

 

 

 

塩﨑「待て待て!(笑)変な方向に散乱してる!(笑)」

 

「ごめん!(笑)俺が変な方向に持って行った、、」

 

塩﨑「もう1回おさらいしよう、、ircleがCDを出してから10周年になるタイミングで最大キャパのEASTでイベントをやる。これは2ステージになるのかな?」(ナチュラルに塩崎が仕切ってくれる)

 

伊井「そうです。」

 

塩﨑「そうだよね。ircle入れて16バンドが出て。12:00からひっきりなしに音があって。」

 

「ircleっぽいメンツだよね。」

 

塩﨑「そうっすね。非常に。」

 

伊井「KEYTALKとかTOTALFATってなぜ?っていう反応が多い気がして。でも意外と昔からゆかりがあって。KEYTALKとか昔は月1でやったりしてて。あと2は俺普通にファンです(笑)」

 

塩﨑「俺も気になってた。」

 

「新しい風も入れつつだね!」

 

伊井「ただ、やっぱり群馬が強めっすね!3バンドいる!(笑)」

 

塩﨑「ほんとだ!」

 

「それだけ群馬に縁があるってことですね。」

 

塩﨑「そしてこれだけのメンツで、俺のイメージなんだけど、この大乱闘という言葉が河内のたまに見せるすげー尖ってるけど触れたら優しいみたいな。大乱闘なんだけど最終的にみんなで抱き合ってるっていうような感じは想像できる。あったかみを感じるな。」

 

「そうだね。それがその日のライブで見れたらいいな。他のバンドとの関わりも充分あるし、状況もできあがってるから、もうあとはみんなが期待してるこういう日のircleはどういうライブを見せるんだ?!の期待を越えていけたらいいと思ってる。」

 

 

 

〜〜〜ここからさらに深い内情の話になるので割愛

 

 

 

「やっぱり過程は大事!イベントがあって、そこに向かうまでの過程。この対談もそうだし、することによってお互いの思いもircleのメンバー自身の思いも重くなってくるだろうし。」

 

塩﨑「こういう対談で話すとイベントをやる意味とかすごい刻まれるからね。」

 

塩﨑「いや〜このHUMANisMって名前がいいな〜」

 

伊井「人間臭い人がすきだしそういうバンドばっかりですからね。ド豚骨みたいな。綺麗だけで終わらせたくない。酸いも甘いもいただいてください!みたいなircleらしいイベントになればいいなって思ってます!」

 

「いいじゃん!そういうイベントあんまりないし。豚骨〜〜〜みたいな!・・・ね?」

 

伊井「はい(苦笑)」

 

塩﨑「大分っぽさもあるしね。」

 

伊井「ステージ名はいいちこSTAGEと二階堂STAGEにしようと思ってます(笑)」

 

塩﨑「いいじゃん!どっちも差がない感じ!」

 

「え?!なにそれ?!どっちも大分のお酒なの?初めて聞いた!いいじゃん!」

 

伊井「クレストにもなかったですっけ?」

 

「クレストはあれだよ!大吟醸!」

 

塩﨑「それは違います(笑)」

 

伊井「とにかく、いいちこ、二階堂のように飲みやすくは終わらせないよって感じです!!みなさん当日もよろしくお願いします!」

 

(まさかの締め)

 

 



 

 

――かなりの真面目さを見せたフェス主催者と伊井の対談は真面目すぎて深い深い内情まで踏み込んだ1時間となった。(伊井が仕切れていたかは別として)

HUMANisMも、I ROCKSやMURO FESのように長く愛されるイベントになることをみなさま乞うご期待ください!

 
BACK