ircle pre.「HUMANisM 〜対談編2022〜」中島元良(w.o.d.)× ショウダケイト(ircle)
2020年の第2回開催からコロナ禍を経て、第3回目となる「HUMANisM〜超★大乱闘編2022〜」の開催が決定!
今年も、恒例となっているイベントホストアーティスト"ircle"メンバーが仕切りとなり、共演アーティストとの赤裸対談を行うあの企画「HUMANisM 〜対談編〜」を決行しました!
今回は、ircleドラムのショウダケイトとw.o.d.ドラムの中島元良との真剣ドラム対談!
実は長い付き合いになる2人。
意外な過去も明らかになるかも?!な対談をお楽しみください!
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〜〜いつもの会話の空気からスタート
ケイト「緊張しますね。付き合いも長いので、ゆるくいきましょう!(笑)」
元良「緊張してるの?(笑) でも確かに、最初に会ったのは結構前だよね。」
ケイト「そうですね。出会いは福岡に住んでいた頃なので。」
元良「久留米で対バンしたんだよね。SKIN-HEADz (ircle改名前のバンド名) だったころ。公民館みたいなところで、お客さんも1人しかいなかった気がする(笑)」
ケイト「そんなこともありましたね…懐かしい(笑) そのあとも色んなタイミングで元良くんと対バンさせてもらいましたね。そうなると、付き合いで言うと15年くらいですかね?」
元良「いや、もっと長い気がする。18年とかにはなると思うよ。」
ケイト「そうなると、ircleが結成から20年になるので、バンドキャリアのほとんどですね。すごい。。でも、俺たちが大学卒業してから上京して11年くらい経つんですけど、そのくらいからあんまり対バンできなくなった気がします。」
元良「そうかも。1番記憶に新しいライブで7,8年前くらいだから。」
ケイト「そうなんです。ずっと対バンはしたかったんですけど。。そんな中で、2021年8月のircle企画の下北沢SHELTERでやっと対バンできて。毎年8月にやってる新宿・下北沢・渋谷のライブハウスでやってる企画なんですけど、2021年はずっと一緒にやりたかったのにちゃんと対バンできなかったバンドと2マンしたいっていう方向で固まったときに、真っ先にw.o.d.とやりたいってなりました。」
元良「そうだったんだね。」
ケイト「そこで久しぶりに対バンできたんですけど、数年振りに会ったときのircleの印象って何かありましたか?気になってます。」
元良「なんだろう。その時とはまた別になるんだけど、改めて言われて18年って年月を考えると、ircleが1番ライブ見てるバンドかもしれなくて。サーキットとかも勝手に見に行ったりしてるし、新譜も毎回聴いてるし(笑) 実は、俺が上京した最初のあたりに大阪で久しぶりにircleのライブを見たんだけど、その時かっこよすぎてビックリした。SKIN-HEADzの時は、ただ一生懸命ライブをしてた感じだったのが、ヒーローになってたの(笑) 日本でやってる若いバンドのかっこいいところ詰め込んでるなって。」
ケイト「えぇ、それは嬉しいです。(笑)」
元良「中学からずっと今もメンバー変わらずバンドが続いてるなんて、それこそバンドマンの夢そのものだよ!」
ケイト「自分達では全然分からないんですけどね。気がついたらそうなってたので(笑)」
元良「本当に素敵だなと思ってるよ。それがこの間のSHELTERでも変わってなかったんだよね。」
〜〜〜w.o.d.についても深く掘り下げる
ケイト「w.o.d.はフロント2人が中学の同級生だと思うんですけど、その辺り関係性はどうなんですか?」
元良「そこは2人にしかない空気感ももちろんあると思うし、最初は寂しかったり心配もあったけど今はそんなこと全くなくて。2人とも考え方が大人だったりするから、良い意味で壁を感じないんだよね。」
ケイト「なるほど。その2人にしかない空気感っていうのは、ircleにも当てはまると思います。俺らにしか分からない空気感で周りを置いて進んじゃうこととか、ライブや曲作りで結構あったと思うんですけど、出会ってきた人のおかげで徐々に変わってきたと思います。そのあたりSHELTERのライブ見たときに、w.o.d.はちゃんと完成されててすごいなって思いました。」
元良「本当に?嬉しい。」
ケイト「俺らよりだいぶ早い段階でそこに行き着いちゃってるなって、悔しかったです(笑)でもだからこそ、今度のEASTのHUMANisMに安心感を持って呼びたいって思いました。ircleのお客さんは、ircleがかっこいいと思って呼んだバンドにちゃんと信頼を置いてくれるので、心配はいらないと思います。」
元良「それはすごく良いことだね。」
ケイト「ぶち壊しにいってほしいです(笑)」
〜〜〜〜さらに掘り下げてみる
ケイト「w.o.d.がバンドとして仲が良いのは誰になるんですか?」
元良「Suspended 4thかな。こういう時に仲良いバンドは?って聞かれて、お互いに答えるような関係性だと思う。」
ケイト「確かに、そんなイメージあります。w.o.d.のメンバー内では好きな音楽のジャンルはバラバラなんですか?」
元良「基本的には割とバラバラなんだけど、3人ともロックは共通して好きだね。そして俺以外の2人はめちゃくちゃ音楽聴いてるし、詳しいんだよね。」
ケイト「そうなんですね。お互い聴いてるジャンルが違った時に、制作の段階でぶつかったりはしないですか?」
元良「みんなそれぞれのジャンルの良さを理解して色々試しながら曲作りを進めるから、考えてみるとそんなにぶつかることってなかったなと思う。」
ケイト「3人とも理解力が高いんですね、きっと。それって簡単なようで難しいことだと思います。」
元良「そう言われてみると、そうなのかもしれないね。」
ケイト「w.o.d.ってスリーピースなんですけど、ライブで見た時の音圧が凄くて。もう1本ギターがあるんじゃないかぐらいの(笑)そのあたり何か意識してることはあるんですか?レコーディングとか気になります。」
元良「俺たち、レコーディングは全員同じ部屋で楽器一発録りして、そこに歌を重ねて、それ以上は重ねない。その音源を聴いてからライブに来てくれた人はレコーディングとほぼ同じ状態でライブを体感してもらえてるから、あんまり差異はなく聴こえる感じかも。」
ケイト「なるほど。自分達がかっこいいと思ってることがお客さんにそのまま伝わるって相当かっこいいことだと思います。」
元良「ありがたいことにバンドの周りのチームも良くて、そういう環境にもすごく助けられてると思うから、そういうことを外の人から言われると素直に嬉しい。」
〜〜〜お互いのバンドの話へ
ケイト「元良くんから見て、ircleとw.o.d.にこんな共通点あるなって感じることはありますか?」
元良「これは音楽だけじゃなくて精神的な面かもしれないけど、流行りがどうとかじゃなくて、自分達の力でどうにかしてるところとかかな。」
ケイト「それはまさしく自分も感じてました。頭良く音楽してる感じじゃないっていうか。音楽は楽しくないと意味がないですからね。ちゃんと考えて頭使ってるかもしれないんですけど(笑) 嘘がない感じ。」
元良「そうだね。」
ケイト「1月のイベントに来たお客さんにも伝わると思います。HUMANisMっていうイベントは、より人間らしさが見える方がいいし、そういうライブをしてくれるバンドばっかりだと思います。あんまり対バンしたことないバンドもいると思うんですけど、絶対に仲良くなれると思います!」
元良「それは楽しみ。」
ケイト「九州もまた行きたいですね。」
元良「いきたいね!メンバー2人も九州大好きだから。お互いの地元とかでやれたら楽しそう。」
ケイト「いいですね。ircleもバンドとしてやりたいことが沢山あって、まだまだバンドをやめられないし続けていくぞって感じなんですけど、元良くん、もしくはw.o.d.の原動力とかってありますか?」
元良「なんだろう。自分の話になるんだけど、前のバンドが解散したときに、ドラマーとして生きていけないかって考えたんだよね。そこからいろんなところに足を運んでサポートをやったりして、ドラムを叩かない日がほぼなかった。そんな中で、サポートミュージシャンとして活動している人がいるようなセッションにも行ったりしたんだけど、何にもできずに帰ってきたりとかして、やっぱりバンドマンとして生きていきたいって思って。そんな時に対バンでw.o.d.と出会って今があるんだよね。だから、元々今の選択肢しかなかったっていうのが正解なのかも。」
ケイト「そうだったんですね。そうなった時に、セッションに足を運んだりとかそういうところにも挑戦してるのがすごいです。普通バンドマンはそういう場所に行けないですから。」
元良「オススメはしないけどね(笑)」
〜〜〜最後にHUMANisMへの意気込みを
ケイト「これ、今回だいぶ良い話できてますよ(笑)」
元良「質問もいいし、回すのもうまいからだよ(笑)」
ケイト「ありがとうございます、、そしたら、最後に1/23のHUMANisMに対して何かメッセージもらえたら嬉しいです!」
元良「来てくれるお客さんに向けて。10年後とかに、めちゃくちゃ自慢できる日になると思います!よろしくお願いします!」
ケイト「いいっすね。そういうイベントありますよね。何年前のこの日、このメンツ集まってたの?!みたいな(笑)そんな日にしたいです。ありがとうございます!」
元良「ありがとう!」
―――対談を締めた後も、久しぶりに会った2人は近況報告で盛り上がり…HUMANisMでの再会を楽しみにするのでした。
意外な関係性も明らかとなった2バンド。当日のライブも見逃せません!
皆様の感想おまちしています!
#HUMANisM超地獄